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彼と心と体と。

第43章 見えない


久しぶりに拓海の家へ行った。
いつも通り。何も変わらない。



拓海は写真を撮らせてと言った。

私の、そういう写真を見て抜くのだろうか。
私を思い浮かべるのか、彼女を重ねるのか、わからない。


拓海は楽しそうに友達の話をしてくれた。

私はゆっくりと相槌を打って話を聞いた。



彼の気持ちは、どこを向いているのだろう。


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