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彼と心と体と。

第11章 名前


拓海はほとんど、あたしを名前で呼ばない。
呼ばれた記憶が全然ない。


あたしは拓海を名前で呼ぶ。






時々すごく、呼んでほしくなる。


でも言わない。
何かが壊れる気がするから。

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