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彼と心と体と。

第14章 無心


拓海から連絡がきて、会いに行くことになった。

何回こうやって拓海に応えてきたのか、忘れてしまった。



「んー…」



ベッドに座る拓海に寄りかかる。


拒否はしない。
否定もしない。
歓迎もしない。
受け入れるだけ。


いつもこの距離感で触れた。

心地よくて、あたしを無心にさせる。




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