僕等の恋愛事情
第4章 先輩
今日の練習はいろんなパートにわかれて練習
那智先輩のソロにハーモニーをつける係りの私は那智先輩と練習をすることに
那智先輩がクラリネットの中から私を選んでくれたんだ…//
あのときはスゴく嬉しかった
『那智さーん、クラリネットの中から誰か1人選んどいてね』
『え、なんでですかー?』
『ソロのハーモニー役』
『へぇ、じゃあ白石で』
『はやっ!?』
雛先輩を選ぶと思ってたんだ
私もバカじゃないから分かる
雛先輩は那智先輩のことが好きだ
私が選ばれたとき確かに悲しそうな顔をしたんだ
「お、白石。じゃあわせるかー」
「はいっ」
やっぱりかっこいいなー//
那智先輩との練習は楽しかった
ただ一緒に吹いてるだけなんだけどそれがスゴく嬉しくて…
楽しくて、幸せで…
「練習おわりー!みんな片付けに入ってー」
部長の由梨花先輩の声が響く
副部長は長野先輩
私は那智先輩がなると思ったんだけど…
那智先輩はサボり癖があるからダメだって
でもソロを任されるんだからすごいよね