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『え』


なんとこの前俺が芹に告白しているところを見ていたやつが来た


「…なんで高等部のやつがここにきてんだよ」

「なんでって…ここ小等部と中等部と高等部の中心地じゃん」

「だからってわざわざ音楽室に用があんの？」

「あんただって…」



―ガラガラッ



「…すみません」

『まてまてまてまて!!』


入って帰ろうとした彼女を呼び止めた


制服の色からして…


「小等部？」

「…うん」


やっぱり

だがしかしこんな美人な小学生がいるんだなぁ…



　　　　　　ﾀﾅｶ　ｻﾁ
「あっうちは田中紗智っ高等部2年だよん」

「俺は中等部3年。中田那智」

　　　　　　ﾄｳﾄﾞｳｻｷ
「小等部6年。東藤咲」



そして沈黙。


てかなんでこんなに人来んの？
今まで人なんか来たことなかったのによぉ…



「なんなの？ここ俺の場所なんだけど」

「は？皆の場所だよ？」


田中紗智は異常なぐらいつっかかってくる


「はいは…」

―ガラガラッ


「あ…」


またかよ
今日は何人来るんだよ…