先生。
第3章 ◯ 黄色い朝食
ドクン…
「ごはん…っ
冷めちゃうよ」
「またあっためればいーから。」
ドクンドクン…
「でもせっかく作ったのに
あうっ…」
さらに力をこめて捻られる腕。
決して痛くはない痛み。
けれど強い敗北感。
拓をつつむ雰囲気が、ゆるゆると変わっていくのをかんじる。
「あおいが悪いんだよ。」
ドクンドクン……
「な、なにが…?」
隠しきれず、少しだけ震えた声。
怖いわけじゃないのに
足が緊張で小刻みにゆれる。
「ねえ、あおい。」
スルッとのびてきた腕が、わたしの首にまとわりつく。
ドクン…
ドクン……
「はうっ…」
湧き上がる快感。
涙で視界も滲んできた。
「……しよっか?」
ドクン…
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