先生。
第3章 ◯ 黄色い朝食
「反応も素直だし…。」
「んんんっ」
ピクン、と、体がはねる。
「感度もいい。」
触れるか、触れないかくらいの微妙な距離感を保ちつつ、拓の左手が胸をかすめていく。
「ふあ…ん…」
たまらない。
切なくなる情緒。
もどかしい。
あとすこしなのに……
「どう?あおい…」
背中にずしっと重みを感じ、拓が体を密着させてきたことが分かる。
伝わる体温、うずく子宮
わたしは少しずつ、理性をとばしかけていた。
近づいては逃げ、逃げては近づく。
いつまでも変わらない距離に、わたしはたまらない苦しさを感じていた。
「んふあっ…ふうんっ」
「んー?」
涙がでる。
「何かいいたそうだな。」
顔は見えないが、容易に想像できる。
勝ち誇った拓の顔。
お願い、
「さわっ、て…」
我慢できないの…
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