禁断の果実 ―Forbidden fruits―
第7章 第7章
「だから分からないのは『婚前交渉』だよ。なんで子供を作る予定やその必要がないのに性交渉を持つの? そんな事して、いきなり赤ちゃん出来ちゃったら困らない?」
「なんでって、そりゃあ……」
「…………?」
何故か頬を赤く染めて言いにくそうにするカレンに、ヴィヴィは黙って先を促す。
「……気持ちいいから、よ」
「気持ち、いい――? 何が?」
「だからっ! ペニスをあそこに入れられると気持ちいいの!」
「…………っ!? えっ? そうなの――!?」
ヴィヴィには想像も付かなかったことだったのか、大きな灰色の瞳が零れ落ちそうなほど目を見開く。
「え……だって身体の中に入れられるんだよ? 痛そうにしか見えないんだけど」
至極もっともな意見を言うヴィヴィに、カレンは頷く。
「だから最初は痛いんだって。私はまだだから、知らないけど……」
最後のほうはもごもごというカレンはなんだか悔しそうだ。
「へええ……」
(世の中にはまだ知らないことがいっぱいあるんだな……)
能天気な声を発したヴィヴィに、カレンが疑問に思ったことを口にする。
「っていうか、ヴィヴィ、ドラマや映画でそういうシーン見たりしたことないの?」
「あっ! そっか」
その問いにヴィヴィは合点がいったように、両手を叩いた。
「な、何?」
「あのね、うちは皆で映画鑑賞よくやるんだけど、たまにダッドやマムに『はい、キッズは見ちゃダメ~』って目隠しされるの。もしかしてその時にセックス映像が流れてたのかも。そうだ、お兄ちゃんと見るときは、お兄ちゃんに目隠しされちゃうし」
「へ、へえ……さすが箱入り娘……」
自分から投げかけた質問なのに、その返答にカレンはちょっとひいているようだった。
「コミックとかは?」
「コミック? 漫画読んだことない」
「……………………」
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