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赤い印

第11章 分からない衝動

「まぁ、いいや。次こそ本当に行こう。遅刻だ遅刻。」
「うん。」

私たちは自然に手を繋ぎ、
指を絡ませ、学校に向かった。

私の初めては…。

明るい茶色の髪、
青い目、
白い肌…。

葵…。

顔を思い浮かべた後、
すぐに脳内から消した。

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