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赤い印

第12章 過去形・現在形・未来形

「…え?」
それは、すぐに唇から離れた。

「蜘蛛、取れたよ?」
「嘘!」
「バレタ?じゃ、もう一回。」

那貴が顔を近づけてくる。
「那貴、人が…」
人目が気になって那貴を止める。

「いないよ。」
そんなはず無いのに、
那貴がいうとそんな風に感じて
私はまた目を閉じた。

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