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赤い印

第13章 +1人追加注文。

「朝から浮かない顔してるから」
「…顔に出てました?」
「出てました。」

何でもお見通し。
かなわない。

「ちょっと、分かんなくて。」
苦笑しながら言った。
「何が?」
「今までそうでもなかったのに、
 急に特別になっちゃって。
 よく分からなくて…。」
焼きそばパンのラップを外す。

「悩めばいいじゃないか若者。」
先生が断言する。
「間違ってたら俺が手助けしてやる。
だから思い切ってやってみろよ。
ただし、困ったら俺のとこ来い。いいな?」

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