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赤い印

第14章 那貴の告白

「私!」
声が思いっきり裏返ってる。

恥ずかしさで顔が熱くなり、
喉で言葉が絡まってしまう。

「うん。ゆっくり。」
那貴の声が私を包む。

胸の前で握り締めた手を
更にきつく握り締める。

深呼吸をする。

新鮮な空気に肺が満たされる。

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