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赤い印

第14章 那貴の告白

「私も、那貴の事が、好きです」

那貴の息を呑む音が聞こえる。

那貴の匂いに包まれる。

やわらかな、抱擁。
私はそれに身をゆだねた。

「緊張、した…」
那貴の心臓はとても忙しく動いている。
私の心臓と一緒だ。

「うん、私もしたよ。」
「うん。」

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