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赤い印

第14章 那貴の告白

何分、何十分そうしていたんだろう。
唇が離れると、お互いに息が上がっていた。

「熱中しすぎ…俺…」
那貴がなんだか凹んでいる。
「ごめん…息できなかったよな…」
「あ、ううん。いいよ。その…」
「うん?」

どうしよう、コレ言うの、
好きですより、恥ずかしい…。

「杏樹?」
那貴が不思議そうに首を傾げる。

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