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赤い印

第2章 新入部員

「佐倉、そいつ誰?」
背後から殺気を感じる。

「あ…あのね、中学のときの
 地域の天文クラブの子…」
神谷君、恐いです。

「あー、神谷?先輩。
 海部雄治です。どうぞ宜しく」
「雄治~、いい加減下ろしてよ」
私は雄治の肩でもがいた。

「はいはい。」
やっと地に足が着いて安心…
じゃない!
神谷君がすっごい睨んでる!

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