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赤い印

第7章 部長の求める代償

3分もしたら扉が開く音がした。
既に本鈴は鳴ってしまっていた。

「部長、ありがとうございます」
私はぺこりと頭を下げた。

「…まさか、それで終わりだと思ってないよね?」
部長がこちら側に入ってくる。
「ぶ、ぶちょ…あ…」

バランスが崩れ仰向きに倒れる。

今気づいた!
部長が眼鏡をしていない!

部長が私の上に覆いかぶさってくる。

「…このキスマーク、神谷だな」
軽い舌打ちを部長がする。

私のセミロングの髪をすく。

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