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赤い印

第8章 体育。

「私と?」
私は思わず確認してしまう。
「うん。ほら、柔軟しよ!」

長谷川さんが私の背後に回る。
「開脚して。後ろから押すから」
「うん。ありがとう」

私は言われたとおりにした。

「押すよ?」
「うん。」
ちょうどいい力加減で背中を押される。

でも…

「…っっっ!長谷川さんっ!
 ちょっと痛い…」
あんまりギュウギュウ押してくるから、体が固めの私には辛い。

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