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不良LOVE

第1章 ONE



私には親がいない

ものごころついたときから
いつも一人だった


別にそれが普通だと思って生きてきたし
さみしいなんて感情はなかった


だけどときどきなんだか自分が
負け組のような気がして
むしょうにイラつくときがあった

そんなとき私は気づくと薄暗い道を歩いていた

そして不良と出会い喧嘩と出会い
由奈と出会った

喧嘩をしているときだけが自分の
存在をかんじることができ
由奈といるときだけ
本当の自分でいれるような気がした

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