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KISSからはじめよう

第1章 智、食事に誘う

約束をどうにか叶えたくて
おれは早く帰れる日を彼女に告げた

「たぶん…大丈夫です…」
「よかった♪あのさ…お願いがあるんだけど…いいかな?」
「えっ!?」

できたら私服で来て欲しいと言うと
「着替える時間があれば…」と言われ
ちょっとがっかりした
いつもスーツしか見てないから
どんな感じか知りたかったのに…

「どんなところですか?ごはん…」
「イタリアンだよ。気取ってなくて、でも個室のある…」
「そうですか…」

あれ?嫌いだったかな…?

「雰囲気に合う格好しないと…ですね」
「そっか…女子は大変だね(笑)」
「ふふふ…ですねー」

そう答えたあと
「楽しみにしてます」
と言われ、急に緊張してくる…

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