お、お兄ちゃん…?
第13章 静電気
「頼むっ…マジで頼むよ、本当に…お願い」
「どーしたの?」
「頼む、俺の部屋を開けてくれ」
「……なんで」
「だって、バチッてなるじゃん!静電気!!俺本当ダメなんだって…」
「知らないよ…大丈夫だって、たまにしかこないから。」
「なんでそんなことわかんだよ!?お前、はんぱねぇーからな、静電気!!開けてくれよ!頼むから、な?」
「…っ…めんどくさいなぁ」
ガチャ…
「はい…静電気こないじゃん」
「本当だー、来なかったな…サンキューあむ!これからは多分大丈夫本当、ありがと」
ポンッ…←私の背中を叩く。
バチンっ!