お、お兄ちゃん…?
第33章 ゴキ
私「ぎゃああああっ!!」
兄「なっなんだよ!?」
私「ぎゃああああっ!!ゴキブリーっ!!」
兄「なにぃっ!!」
私「お兄ちゃん早く!!殺して!!キモい!!」
兄「お前っ!!そんなこというんじゃありませんっ!!ゴキブリさんだって、生きてるんだからなあっ!!」
私「んなことどうでもいいんだよっ!!さっさと殺してよっ!!」
兄「…実の兄に殺しを頼むなんて…妹のためとはいえ俺はこの手を汚すのかっ?無理だ…できん…」
私「なにカッコつけてんの!?何だかんだ言って、お兄ちゃんもゴキブリ触りたくないんでしょっ!!?」
兄「ち、違うゾー…お兄ちゃんはその…ただ命を大切にだな…」
私「もう、いい…私がやる!!」
―数十分後―
私「お、終わったぁ…」
兄「あやまれっ!!ゴキブリさんに!!世界最大の生存力を誇るゴキブリさんにあやまれっ!!」