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し ず く

第10章  リスタート


このまま

いく宛も無いまま電車に揺られ続けたら

どこにたどり着くんだろう



その場所では

今の私を何もかも捨てて

ありのままの“自分”を

愛してもらえるのだろうか




夜の闇に浮かぶ

もう1人の“私”をみつめながら

そんなことを考えていた

帰り道



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