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はれのちくもり

第4章      かれにとって

『藍沢パスっ』

「おう!」

タッタッタ…

絶対決めてやる

どんっ

『おぉーー!!』

『ナイス!藍沢!』

「おう!サンキュ」


よっしゃ
昨日ゴールできなかった分、今日は結構決められた。

「ふぅー。」

ふと上を見上げると

「っ」

日和と目があった
向こうも驚いてるようだな(笑)

「なにみとれてんだよ(笑)」 

そう言ったら


「はぁーー!?」 


あいつがそう叫びだして

「…なんだあいつ」

俺は思わず吹き出してて。

『藍沢~、なにやってんだ~?』

やっべ、練習中だったこと忘れてた

「わりぃ、今行く」

あいつどうしてっかな
また見上げると

「っ…」

日和が男と喋ってる

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