
先生が教えて。
第13章 合コン
「遅れてごめん…」
指定されたカラオケBOXの部屋のドアを開けると、夕美とクラスの女子数名、知らない他校の男子がいた。
総勢十名ほど。
そして歓迎の声が聞こえてくる。
「やっと愛梨きたー!
ほらほら座って!」
空いた席に座ると、近くにいる男子たちの会話が聞こえてきた。
「うわっ…、レベル高…」
「あの子本当に彼氏居ないのかよ?」
「おい、お前行けって…」
正直こんな事言われても嬉しくない。
別に歌う気ではなかったが、気を紛らわす為に夕美と歌う事にした。
「じゃー、ここで愛梨に自己紹介してもらおー!」
…は?
「おー、愛梨いけぇー!」
「愛梨ちゃーん」
