先生が教えて。
第13章 合コン
目線で夕美に助け舟を求める。
「(こいつらしつこいからなんとかしてよ)」
しかしーーーー
「キャハハハっ!
もう大和くんったらぁ~」
夕美は良いお相手が見つかったらしく、楽しくその人とお喋りをしている。
多分私が夕美を呼んでも、カラオケの雑音に掻き消されるだろう。
(はぁ…もう最悪…)
何故こう嫌な事が立て続けに起きるのだろうか。
無性に腹が立ってくる。
あぁ、もう帰りたい。
でも私がここで帰ると言うと絶対に空気悪くなっちゃうよなぁ…。
流石の私もそこは気にする。
私の周りに寄ってきた男子は、ペラペラと喋ってくる。
私はそれを愛想笑いして返すので精一杯だ。