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先生が教えて。

第17章 修羅場





慣れない皮のシートにそわそわしながら座り、暗くなった外の景色をぼーっと眺める。





窓に反射して映った自分の顔は、まだあの時の熱が冷めないままで火照っていた。






「ここを右だよな?」






「はい…」








私は今、神田の車に乗っている。





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