先生が教えて。
第23章 突然の別れ
新学期になった。
私は高校三年生に進級した。
クラス発表もあったけど、あれほど気まずい裕太と同じクラスになっていまい、やっぱり私達は腐れ縁なんだと認識させられた。
それより、もっと気になっていたのが…
総司の事だった。
指輪を渡されて以来、実は会っていない。
仕事が忙しいと言われて、春休みの後半は会えなかった。
メールのやり取りはしていたけど、春休み終了の一週間前から音信不通になった。
心配だった。
家に訪ねようと思ったけど辞めた。
どうせ春休みが終わったら会える、また声が聞こえる、愛しあえる、私達はきっと平気。
どこにそんな根拠があったのか分からないけど、絶対大丈夫な気がしていた。