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先生が教えて。

第26章 待ち続けて








総司、ごめんなさい。







貴方を信じて待てなくて。








そして、裕太。





ごめんなさい。







貴方を都合のいい様に使ってしまって。








貴方の温もりであの人を思い出してしまう。







それが堪らなく愛しかった…。








心の隙間が、裕太で埋まって行く。










もう、これでいいと思っていた。











六年経った今でも、総司は迎えに来てくれていない。








やっぱり、あの時の私の選択は合っていたんだ。









もう、総司とは会うことはない。








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