先生が教えて。
第32章 真実を知る時
「…二年の、終業式の時。
春休みの前。
愛梨の幼馴染、裕太に
俺らが学校でヤってる所…、
見られてて
写真撮られて、
脅されてたんだ」
「なっ…」
「別に俺がどうなろうと関係ない。
でも、愛梨は受験だ。
大事な時期に面倒事起こして、愛梨の将来に関わったら駄目だと思ったんだ。」
「知らなかった…よ…。
言ってくれれば良かったのに…」
「言ったところでどうこうなる話じゃない。でも、一年経てば自由になれる。卒業だ。
で、卒業式に行ったら案の定取られてたわ。
裕太に」