サイカイ
第4章 オナニーレポート
「お前さ、基本的に優しく触られるのが良いんだろ?」
自分じゃよく分からないけど確かにそうかもしれない
「女ってのは、脆いんだな…」
顔を上げずにサクヤは悲しそうな顔をした
その意味は私には分からない
『サクヤは力が強いからそう思うんだよ』
ただ、なんとなく…
本当になんとなくだけど元気付けたいと思ってる
サクヤは手にしたノートをジャケットの背中の方にしまい
私のいるベットに静かに乗る
『終わりってこと…』
目が合う
ニヤリとイヤな顔
『…じゃないみたいだね?』
ノートをしまった一瞬だけの安堵はもうない
「試してみたくなった」
サクヤはそう言うと私の首に噛みついた
強くではなく優しく
はじめてサクヤに素肌を愛撫され私の心臓がひときわ大きな音をたてた
『や、やめて
自分でするって言ったでしょ?』
言葉とは裏腹に求めている自分がいた
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