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苦い蜜

第8章 背徳感と快楽と


「健吾ー」

教室の扉の方から先輩の声がした。あたしは扉の方を見た。


本当に先輩だ………



「ノートってこれ?」

「ああ、それそれ。ありがとう。省吾が寝坊してくれたおかげで助かった」

「あのねぇ…兄をこき使わないでくれるかな」

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