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可愛いアイツ(^з^)-☆

第3章 Ⅲ 止まらない



………言葉に出してしまって…


ヤバい…
ここまで言わなくて良かったか…

俺が、どれだけ女々しいズルイ奴か
楓を閉じ込めていたか…


抱き締めている楓の顔を見るのが、
怖い……

でも、そっと腕を緩めると
クシャクシャな楓の髪が目に映る

手グシで整えて顔を覗くと
真っ赤に熱っている楓……


オイ…

ドキッとするじゃん、馬鹿だから勘違いするだろ


『楓…』

「うん、涼二…

俺、解らない……涼二が、俺だけを
好きだと知ったら

嬉しかった!でも、それ以上を考えたら

どうして良いか解らないし、無理だと…


思う」



『いいよ もう楓…無理しなくて良い

俺は、楓が傍で笑って居てくれる
だけで良いんだ!

それ以上は、望んだらダメなんだってわかっていた



楓は、俺って言うか男が駄目なんだし…


俺は、多分男しか駄目なんだから


上手く行くはずがないんだ…』






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