テキストサイズ

君がいるから

第1章 タレ目ちゃん

スタジオの隅っこで収録を見ている

この前挨拶したとき
帰りがけに「これからよろしくねー」と
話かけてきたアナタは眩しくって
本当に困った…

ドングリみたいな目が
笑ったときにはくしゃっとなって

テレビで見ているときと同じ
「あひゃひゃ♪」って笑い声で

数分間の空気に
参ってしまった…

あのとき…
部屋に大野さんが入って来てくれて
内心ほっとしたんだよ

仕事が決まって
森先輩からは「時間があれば仕事の様子を見に行って、インタビューに活かすこと」
って言われてたけど

会いに来れば来るほど
5分の1人しか
見れなくなってる…

ちょっと高い声も

目尻にできる笑いじわも

全部好き…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ