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君がいるから

第4章 強引に…

携帯の時間を見ると日付なんてもうとっくに変わっていた

「遅くなっちゃったね…ごめん」
「こっちこそ…すみません…」
「眠くなっちゃったから泊まっちゃおうかなー♪んふふ♪」
「ちょ…な、何言ってるんで…///」
「冗談冗談♪(笑)」
「もう…」
「さ、帰るね…寒いから風邪ひかないでね…」

玄関で靴をはくうしろ姿を見ていた
振り向いたアナタは
「おやすみ…」と言って
私をふわもこのカーディガンごと
ぎゅっと抱き締めた

「あったかくなったかな?」

身体を離すと
動けなくなっている私の頭を撫でて
「おやすみ」ともう一度言って
部屋を出ていった…

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