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君がいるから

第12章 好きだから

「まさかあの時廊下ですれ違ってたとはねぇ…」
「何となく…カンで…」
「私のことを考えてヘコんでくれたみたいだけど…そこまで考えてしまうって…」
「!!」
「松下さん…………も?」
「いや、あ、あの…えっと…」

先輩に隠せない
というか
話してしまった方がいい…?

「実は…」

話してしまおうとした瞬間
私の携帯が震えて
アナタからの電話に
驚きながら
出ようかどうしようか
ためらってしまった…

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