ドリームSEXカフェ
第11章 夢見る猫
カラン…
『いらっ…いらっしゃいませ。』
「…どうも…」
俺は…翔(ショウ)25歳?忘れた自分の歳なんか…
彼女と買い物に来て…はぐれた
ブラブラ歩いて…変な店を見つけ、何気なく入った
『どうぞ、こちらに』
店員がカウンターの席をすすめた
「あ…ここは?」
『カフェですよ。何か飲まれますか?』
「いや…俺、金ないっすよ」
『イケメンにはサービスしますよ。』
店員は微笑んだ。
イケメンか?ま…女に不自由したことはないからな…
ガラスに写った俺は…黒いTシャツに黒いパンツ姿。
胸にシルバーのアクセサリーが光る…
なんだか…パッとしね〜な
『綺麗な髪と…瞳ですね…』
「あぁ…これ」
艶やかに伸びた髪の毛は母親譲りのもので、瞳は父親譲りの灰色。
昔は嫌いだった灰色の瞳も…
今の彼女、博子(ヒロコ)が気に入っているらしく、瞳に合わせたシルバーのアクセサリーをこの前プレゼントしてくれた。
カウンターに座り、周りを見渡すと…
奥に大きな扉が見えた。
「あの奥も店なんですか?」
『ええ、入ってみますか?貴方の願望が現実のように体験できる…夢の世界です。
貴方が望む、世界がその扉の向こうにありますよ。』
俺は…席を立ち、扉の前に進んだ。