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ドリームSEXカフェ

第15章 やっぱり…幼なじみ


ギィ、バタン!!!



『…いらっしゃいませ…』


『はぁ、はぁ………怖かった…』



私はカウンターの席に足速に座り…出された水をいっきに飲んだ!!!



『お客様…大丈夫ですか?』


『はっ…あ〜…何とか…』


まだドキドキしている…

全速力で逃げてきたから…


『…最悪…です…
今日こそは…いい人かと思ったのに…』



店員は空になったグラスに水を補充してくれた…


『合コンですか?』


『ええ…酔うと本性…出ますからね…』


はぁ〜と大きくため息をつき…店内を見渡す…


奥の大きな扉が見え…気になった…


『あの…あの扉は…フェイクですか?』



店員はクスクスと笑い…



『扉の向こうはありますよ?ご覧になりますか?』


そう言うと扉の前に歩いていく…


私は…興味が湧き…店員の後に続いた



『ここの正式店名は…
【ドリームSEXカフェ】です…
お客様の願望を体験できる世界…
夢と現実の間の世界…
お客様の本当の願望を体験できますよ?』



ギギギ――――――…


扉が目の前で開いた…



『…願望…って、彼氏が欲しいって事だけだと思うんだけどな…』



流された感はあったが…自ら足を踏み出した…



『…夢をリアルに…
…………リアルを体に…』






ギギィ―――――バタン!!!


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