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こころのパズル

第2章 仲間



しばらくの間は

部屋の中をあれこれ物色したり、近所を散歩したりして、
とにかく今の現状に慣れようと必死だった。

戸惑いの中でも、
私達は、少しずつ家族らしくなってきたと思う。


そんな生活が一か月くらい続いたある夕食で、

「珠美、
行ってみるか…学校」


゛お父さん ゛が言った。


「ゆっくりでいいから。菜奈も居るし、珠美が行けそうなら…」

気を遣いながら
遠慮がちに…





「わかった。」


そんな顔されたら、
行くってゆうしかないじゃん。


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