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こころのパズル

第2章 仲間


「「いってきまーす」」

着慣れてたはずの制服に
違和感をもちながら袖を通して、

通学路を歩く


先生や生徒たちには
事前に親が説明してたらしく、ここでもみんなが私に気を遣う。

「珠美!大丈夫!?」

「心配してたんだよ!」


色んな人が
私に声をかける

知らない人
みんな分らない。

ほんとはどう思ってる?

あたしってどんな奴だった?

みんなはあたしを知ってるのに、あたしはあたしが分らない。

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