テキストサイズ

こころのパズル

第1章 夢の中


目覚めたら、
白くて、無機質な天井があった。

回りは
バタバタと走り回る看護士さんと、

あたしの脈をはかってる
ハゲかけた先生

あと…

「珠美…珠美…良かった、ほんとに良かった!」

涙ぐみながら
頬をなでるおばさん

そのすぐ後ろで、目頭を押さえるおじさんと、同じ年くらいの女の子。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ