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こころのパズル

第3章 恋人

深く

丁寧に

優しく、激しく突き上げる

その度に
あたしの奥は痺れて

まるで瞬に意識までもを支配されているかの様に

快楽の渦へと溶けてゆく。


もう…
鳴く事すらできない

薄れてく意識の中

聞こえてきたのは…
また、あの声。




゛タマ…
だめだよ。君の場所は、そこじゃない…゛




その声を
かき消す様に注がれる

瞬の甘い、甘い言葉

「珠美…愛してる…

ありがとう。俺のもとに帰って来てくれて。」



そして、
あたしは意識を
手放した。




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