テキストサイズ

こころのパズル

第6章 変化


――――――

「珠美っ!あれ、なんか元気ない?」

「涼子…
んー、眠いだけ(笑)」

「そっか〃あーまさか瞬先輩と…(笑)」

「ははっ〃ばか、違うって!」


自分でもわかる渇いた笑い声。

昨日は眠れなかった…

瞬に手首を掴まれ、
何も抵抗できない

いつもは
愛しいはずの行為も

荒々しく
蝕むような苦痛にかわる

「お前には俺しかいないんだよ…!」

嬉しいはずの言葉が

呪縛に…聞こえる。




゛あいつにやられたの ゛



菜奈…

菜奈は、どうして…

そんなこと…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ