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変愛(へんあい)?!

第1章 第一部:興味本位

兄貴は感が良い。


そんな兄貴が気付かないはずが無い!!
ふと床おいてあるスナック菓子の袋に兄貴の手が伸び、生唾を飲み込んだ。


また、それが酷く響いた。



一瞬、兄貴の手が止まり…ばれた!!



そう思って目を強く瞑るが、亮ちゃんがポンポンと俺の肩を叩き、笑ながら言った。



「大丈夫だよ。」



ばれてなくてよかった。
すっかりオレの臆病な息子は萎えてしまっていた。

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