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変愛(へんあい)?!

第8章 第二部:策士

「…あ。」


言葉にならない俺たちは、そう言葉を漏らすものの、兄貴の後ろにいるユキ姉ちゃんに目が行く。


ばれた。


いずれはバレる事だろうけど、ちょっと…心の準備が。



「亮治…タイちゃん…。」



兄貴に手を引かれて連れてこられたユキ姉ちゃんは、息を切らしながら驚いていた。



「あ、あの…姉ちゃん。」



亮ちゃんが言い訳をしようと声を出すと、兄貴が言葉をかぶせて言った。

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