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変愛(へんあい)?!

第4章 乱入

「ったく、そんな格好で話す内容か?」



さっきの怒り声とは違う呆れた物の言い方で、伸びてくる兄貴の手で、絞め殺されると目を瞑るが…

俺は兄貴によって引っ張りあげられ、亮ちゃんの膝の上から救出された。



うやむやになってしまいそうなこの話を、このままにしたくないという気持ち、それと…これでいいんだと思う気持ちが混じり合って。



「うっ…うっ…ひぃっく…。」



嗚咽とともに涙が出ると、亮ちゃんに手を引っ張られた。



「亮治、泰次から手を離せ。」



珍しく、兄貴が俺に…優しい?!

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