ふわり。
第1章 春夏秋冬
君と見た桜
君と見た海
君と見た紅葉
君と見た冬景色
すべて美しくて輝いていた
でも
君がいない桜
君がいない海
君がいない紅葉
君がいない冬景色
みんな同じはずなのに同じじゃない
何も美しくないし色あせている
どうして今年も同じだと考えてしまったのだろう
どうしていつも一緒だと思ってしまったのだろう
どうして素直に言えなかったのだろう
たった一言
君に伝えていれば今年も隣で見れたのに
たくさんの景色が見れたのに
たくさん伝えればよかった
もう戻らないけどせめて伝えさせて
君が好きです