テキストサイズ

私のオネエちゃん

第11章 幸せだけど不安



恭平「そうだったんだ」

真子「…うん」

恭平「そっか…」

真子「お兄ちゃん…気にしないでね」

恭平「ありがとう、大丈夫だよ」

真子「…」



恭平に相談すれば
理由がわかるかもと思われたが
恭平を傷つけただけで結局、反対される
理由は
わからなかった



真子「…」

恭平「真子」

真子「…何」

恭平「週末、またデートしない?」

真子「週末?」

恭平「連れてきたい場所があるんだ」

真子「…どこ行くの」

恭平「父さんに、俺の父さんに真子の事
俺の彼女だって紹介したいんだ」

真子「彼女…本当に?」

恭平「嫌?」

真子「ううん、嫌じゃない!!絶対行く
連れてって!!」

恭平「良かった、じゃあ週末」

真子「うん」



不安は解消されなかったが
恭平と一緒にいられるだけで真子は幸せ
だった

しかし…



しかし
二人は気づいていなかった
今のこの兄妹らしからぬ会話を由美子に
聞かれていた事に…



由美子「…」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ