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私のオネエちゃん

第13章 真実



父「全部、全部話すよ」

真子「全部?」

父「7年前のあの日、俺と由美子…」

恭平「…」

父「恭平、お前の父親との間に何があっ
たか」

真子「…」

恭平「…」



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それは
今から7年前の事
その頃から真子の父と母の仲は不仲だっ

元々
仕事人間だった理恵
そんな理恵に対し女は家庭に入る
そんな古い考えの父は理恵と距離を置く
ようになり
いつからか家庭内別居、仮面夫婦の状態
になっていた



父「そんな時、偶然、由美子さんに会っ
て…」

恭平「…」

真子「それで…どうなったの…」

父「その頃は由美子さん、恭平のお父さ
ん、旦那さんの看病やなんやらでかなり
疲れてて…」

恭平「確かに…母さんは父さんの看病で
疲れてました」

父「最初は友人として力になれたらって
相談に乗ったりしてた、でも…」

恭平「いつからか…いつからか母とそう
いう関係に…」

真子「…そうなの?」

父「…」


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