私のオネエちゃん
第4章 母の誕生日
恭平「はいっ」
真子「ありがとう」
恭平「ケーキ、どっちにする?」
真子「ん~どうしよう」
ケーキは二つ
ショートケーキとチーズケーキ
どちらのケーキも魅力的で選ぶのに迷っ
たが
真子は定番のショートケーキを
食べる事にした
真子「美味しそう、いただきます」
恭平「いただきます」
真子「んっ!!美味しい!!」
恭平「良かった」
真子「…」
恭平「半分食べる?」
真子「…いいの?」
恭平「いいよ」
選んだのは自分
でもやっぱり選ばなかった方も食べたい
わがままかもしれなかったが
それが
女心だった
恭平「はいっ、あ~ん」
真子「あ~んって…でも…」
恭平「何恥ずかしがってんだよ」
真子「…だって」
恭平「食べるの?食べないの?」
真子「…食べ…ます」
ものすごく
ものすごく恥ずかしかったが
真子は恭平の手からチーズケーキを一口
食べさせてもらった
ショートケーキ同様
ものすごく美味しいケーキだったが
こんな風に食べさせてもらって味なんて
わかるワケが
なかった