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アオゾラペダル〜それぞれの想い〜

第8章 AOZORA

翔くんは、壁の色を塗っていた。

私は床の掃き掃除。

夏だから、暑そうな翔くんは、自分の腕で汗を拭っていた。

(かっこいいなぁ…)

ついつい見とれていると、潤くんが声をかけてきた。

潤「これ、渡してあげなよ」
タオルを差し出して、顎で翔くんの方を指す。

潤くんは、私の気持ちはお見通しなんだ…

璃「ありがと♪」

潤くんから勇気をもらって、翔くんに近付く。


翔「海波、そこにあるタオル取ってくんね?暑くてさあ」
海「これ?はいよっ」

海波がタオルを投げる。
先を越されてしまった。

なんとなく、寂しい気分になった。

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